導入事例
製造業 3,000名~ 選抜管理職(中国籍部長、課長)半年間 20名強

中国

2018年度実施
管理職
幹部育成
アクションラーニング

背景

これまでは「日本からの技能伝承」「日本人管理者の指示のもとに着実に実行する」ことができる人材を採用かつ昇進させてきた。しかし、中国のビジネス環境を考慮すると、今後は「環境変化に適応し、自らビジネスを創造/開拓していく人材」の育成が重要であるという経営層の考えのもと、育成施策を模索していた。

施策のポイント

  • アセスメントによる個人の現状の可視化と目指すべき姿の目標を設定し、定期的な振り返りを実施した
  • 職場でのリアルな課題解決に向け、実践型アクションラーニング形式で実施した
  • 研修実施月は上司が受講者アウトプットに対して、研修では講師が2名体制でフィードバックを実施。これにより、フィードバックの量と質の担保を実現した

開発者のコメント

  • 実務家出身で専門性の高い中国人講師をアサインして、プログラムの設計はもちろん、現地の受講者にフィットするような事例(中国で成長しているベンチマークの企業事例や、日経企業が中国で成長する際に陥りがちなポイントなど)を導入しました
  • ディスカッションやワークショップを中心にして受講者の発言機会に多くの時間を割くことで、受講者の思考の整理と気付きの増加につながる仕立てにしました
  • 経営課題をテーマとして取り上げ、上司を巻き込んで課題の分析やソリューション提案を実施する仕立てにしたことで、研修と職場の接続を実現しました。また、フェーズ4~フェーズ5の期間は、講師が研修以外でも各チームのプレゼン資料をチェックし、ストーリー性やロジックのレビューを行う形にしました。最終資料の質の向上はもちろんですが、これにより、受講者のリーダーとしての自覚の醸成と行動変容の促進を後押しできたと考えています

カリキュラム概要

カリキュラム概要

カリキュラム概要

結果

  • 最終プレゼンテーションは好評で、全6チームのうち複数チームが社内プロジェクト化に向けて検討が進んでいる
  • 現法の総経理から、自部署以外の視点からも考えることができるようになったという評価をいただいた
  • 上司によるアンケート結果から、受講者の66%以上が研修前と比較して職場で意識と行動面の変化があったことが確認できた

 

カリキュラム概要