マインドセット型
事例1 グローバル人材として海外を舞台にするマインドをセットする
- 業種:
- 大手化学メーカーA社
- 規模:
- 5000名以上
- 対象:
- 新入社員
- 派遣期間:
- 2週間
狙い
新入社員の段階で海外の文化や習慣を経験することにより、早期にグローバルビジネスを意識させ、世界を舞台に仕事をするというマインドを醸成する。
概要
インド3箇所に同時期に新入社員を派遣。約2週間の派遣期間の中で、複数の企業訪問・大学訪問・現地若手社会人との交流会等を実施し、その成果発表をインド及び日本で行う。
成果
研修実施前は、海外、特にインドなどの新興国で働くことに対して抵抗感を持っていたが、実際に現地の人や文化に自らの肌で体感することで、異文化への理解と対応力が養われた。また、グローバルビジネスを成功させるためには、自国や自分の価値観に捉われることなく、多様性を受け入れることの重要性に気づき、視野の拡大にもつながった。さらに、現地の同世代の優秀な人との交流を通じて、グローバルで活躍する上での危機感や当事者意識が醸成され、将来海外での活躍やグローバルビジネスパーソンとして、今後どうしていくべきかを自分の言葉で語れるようになり、意識と行動に変化がみられた。
プール人材育成型
事例2 若手社員にインドビジネスを体感させ、グローバル人材プールの裾野を広げる
- 業種:
- 大手重工業メーカーB社
- 規模:
- 5000名以上
- 対象:
- 若手(3~5年目)
- 派遣期間:
- 1ヶ月間
狙い
将来海外での業務にかかわる可能性のある社員に、早期に海外での経験を持たせる。困難なことへ向き合う体験を通じ、長期的な財産として、何かを成し遂げる経験を掴ませる。
概要
選抜若手社員を1ヶ月間インドへ派遣。午前に集合講義(1~2週目前半)、午後は個人単位での現地調査、大学・企業訪問などのフィールドワークを実施。フィールドワークの内容は、自らが立てたインドビジネスに対する仮説検証にあてるため、「どこに行くのか」、「誰と会うのか」など全てを自ら計画し、訪問先企業を調整する。調査成果は定期的にインド人講師に報告しフィードバックを受け、インドビジネスに対する理解を深める。
成果
自ら計画を立て、訪問企業のアポイントから調整するフィールドワークでは、商習慣の違うインドにおいて、困難な中でも一歩を踏み出す主体性が身についた。また、現地企業やビジネスパーソンとの対話や折衝を通じて、インド経済やビジネ環境への理解が深まった。さらに自社・自国の客観的に捉える機会やグローバル市場において「自分にできる」役割とは何かを考えるきっかけとなり、世界を舞台に仕事をするというマインドが醸成された。海外勤務の魅力と厳しさを同時に体験し、理解することで、若手社員の内からグローバルビジネスを自分ごととして捉えられるようになり、グローバル人材の社内プール施策としての効果もみられた。
即戦力要員育成型
事例3 業容拡大に向けて、インドビジネスに対応できる人材を育成する
- 業種:
- 大手飲料メーカーC社
- 規模:
- 5000名以上
- 対象:
- 若手(5-10年目)
- 派遣期間:
- 1年間
狙い
今後海外での業容拡大に向けて、インド文化、企業や市場の実態を把握し、市場の機会・ビジネスリスクなど今後の自社のインドビジネスについて示唆を提示できるようになる。インドビジネスで活躍できる人材として対応力を鍛える。
概要
現地赴任候補の若手社員を1年間インドへ派遣。前半半年は語学と企業訪問を中心に行い、学んだ語学を実際に企業訪問時に使用し、継続的かつ実践的に語学力を向上させる。後半半年は地場企業における企業内研修を行い、インド人と働く経験を経て、インド企業・市場の実態を深く理解する。
成果
現地で学んだ語学を、企業訪問など実際のビジネスの場面ですぐに活用することで、実践的に語学力を身につけることができた。自身の語学力が「ビジネスの現場で通用するか」を常に意識しながら、継続学習することで語学力が飛躍的に向上した。さらに、インド人・日本人を問わず、現地のビジネスパーソンとの交流や企業訪問を通じて人脈が広がり、現地ネットワークの構築や現地の商習慣も身についた。1年間の派遣期間を通じて、インド企業・市場を深く知ることで、自身が得た生の情報を元にインドビジネスの新たな可能性を本社にフィードバックし、インドにおける業容拡大につながっている。
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