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共催セミナー実施ご報告

マーサージャパン x アルー共催セミナー「ポストコロナを見据えた海外派遣者の位置づけ、処遇及び海外派遣者育成の取り組み」

共催セミナー実施ご報告
2020.08.01

この度、マーサージャパン x アルー共催セミナー「ポストコロナを見据えた海外派遣者の位置づけ、処遇及び海外派遣者育成の取り組み」(以下、本セミナー)を開催いたしました。

新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックがきっかけとなり、企業は海外派遣者に関わるコスト削減に加えて、海外派遣そのものの必要性についても再考を求められています。
本セミナーでは、マーサージャパンとアルー株式会社からポストコロナの海外派遣者の位置づけやその処遇、海外派遣者育成の取り組みをテーマに、事例を交えながら解説いたしました。海外派遣者処遇や人材育成に関わる約300名が参加し、みなさまの関心の高さがうかがえました。

マーサー講演概要

マーサーが実施した新型コロナウイルス感染拡大が海外派遣者報酬に及ぼす影響に関するグローバル企業サーベイや日本企業を対象としたスナップショットサーベイの結果では、一時金の支給やハードシップ手当の増額などの傾向は見られなかった。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で広がったリモートワークは今後も通常の勤務形態の一つとなるであろうことを踏まえると、今後もコストと手間をかけて海外派遣を実施する必要があるのか?という問いが浮かび上がってくる。海外派遣には相応のコストが掛かっているものの、そのコストを把握できている企業は少ないのではないだろうか。また、海外拠点が期待する成果・効果に対してコストパフォーマンスが適切ではないケースもあり、派遣元、受け容れる海外拠点、本人にギャップがある場合もあるのではないか。

この状況を改善できない要因に、従来の日本型雇用がある。それがジョブ型雇用に変わることで、海外派遣もローテーションではなく「ジョブ」を基準とした国境をまたぐ人材確保手段の一つ、という位置づけになる。コストパフォーマンスにより海外派遣しないと決定した場合でも、多国籍メンバーとのリモートでのプロジェクト推進や必要に応じた海外出張など代替案は検討できる。海外派遣は人材マネジメントと一緒に考えていく必要がある。

アルー講演概要

これまでよく耳にしてきた海外派遣のミッションに、プロジェクト推進など特命事項の遂行がある。一方で、本社から明確な職務が示されないなどの不透明な部分や日本企業で少ないケースとして現地幹部を採用・育成し、成果を出させることが挙げられる。

企業の海外派遣の重要な目的として、海外事業の維持・拡大のほか将来のグローバルリーダーの育成が挙げられる。海外派遣は、グローバルリーダー育成に必要な経験、知識・スキル・スタンスの習得に有効な機会であるためだ。莫大なコストがかかる海外派遣が見直される中では、より計画的な海外派遣の実施が必要となり、その観点の1つにはグローバルリーダーの育成目的を含めた海外派遣をしているかどうか。つまり、グローバルリーダーの育成目的がない海外派遣者は海外現地社員に代替できる可能性が高く、海外派遣者の見直し対象となりえる。

海外派遣は、国内では得られにくい良質で特異な経験が得られる貴重な人材育成の手法でもある。グローバル環境下で求められるリーダーシップやメンタリティの育成は海外勤務が有効であるため、コロナウイルス感染拡大の影響で海外派遣が難しい状況下でもグローバルリーダー育成のための海外派遣計画は必要となる。一方、国内でもジョブアサインにおける経験付与や一部の知識・スキル習得は国内にいながらでもオンライン、リモート、eラーニングの自立型学習で可能であるため、グローバル人材育成の体系と手法の見直しを検討し対策を打つことは十分にできる。

セミナー開催概要

開催日程:2020年7月7日(火)14:00-15:00
対象者:国際人事、海外人事、グローバル人材育成のご担当者様

テーマ

・ 海外派遣者は必要か?新型コロナウイルスがもたらした海外派遣者の厳選
・ ポストコロナを見据えた海外派遣者・グローバル人材プールの能力要件と人材育成

講師

内村 幸司 (うちむら こうじ) 
マーサージャパン株式会社 / プロダクト・ソリューションズ プリンシパル グローバルモビリティプラクティス日本代表
国籍を問わず 人材の最適活用・育成を目指す「グローバルモビリティ」に主眼を置き、海外派遣に関するグローバルポリシーの策定、報酬・福利厚生制度共通プラットフォームの設計・導入・運用支援他、グローバル人材マネジメントに関する幅広いプロジェクトを数多くリード。
マーサーチャイナ日系企業支援チーム代表(上海駐在)の経験も活かし、海外で事業を展開・拡大している日系多国籍企業を数多く支援。日系大手精密機器メーカー(香港・広州駐在を含む)を経て現職。

羽鳥 丈太 (はとり じょうた) 
アルー株式会社 / 海外管理部・グローバルHRコンサルティング部・企画広報部 兼務
シンガポールに6年半駐在し、現地法人立ち上げから東南アジア域内の現地法人の人事制度、ミッションビジョンバリュー策定、理念浸透プロジェクトからナショナルスタッフ幹部候補育成を中心に駐在員育成などの人材育成、政府連携における新規事業企画から実行まで幅広いプロジェクトを経験。
2019年9月に日本帰任後、中国・東南領域の海外現地法人向けのコンサルティングとナショナルスタッフ育成の戦略支援、日本人のグローバル人材プール育成から海外派遣社員教育専門部署立ち上げとマネジメントおよびマーケティングや部署横断的な企画から新部署立ち上げ等の企画を担う。

アルーとマーサージャパン社の提携について

アルー株式会社は、世界最大級の人事・組織コンサルティング会社マーサーの日本法人であるマーサージャパン株式会社とグローバル人材育成、特に英語・異文化教育ソリューション開発に関して戦略的提携について合意しました。

マーサーが持つ、組織・人事領域における幅広いコンサルティング知見と、アルーのグローバル人材育成の実績や英語・異文化教育ソリューション開発力を合わせて、グローバルに活躍できる人材およびその候補者に質の高い教育を提供することが可能になります。この提携により、ラーニング&ディベロップメント領域の提供ソリューションラインがより強化されます。

お問い合わせ

プロダクト・ソリューションズ
03 6775 6521
mobility.japan@mercer.com

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