株式会社三菱UFJ銀行様 導入事例

事例紹介:視線の先には、日本の未来・世界の未来がある

三菱
会社名 株式会社三菱UFJ銀行
従業員数 34,865人(平成28年3月末、単体)
事業内容 金融
ALUGOの徹底的なトレーニングを終え

現場で活かす為のビジネス英語力について、組織の中でより一層価値を発揮したいと自ら益々の成長を望み、ALUGO(モバイル英会話トレーニング)とALUGO BOOT CAMP(約2カ月のフィリピン滞在型トレーニング)を積極的に受講されたお二人にお話を伺いました。

小林 千鶴 様

システム開発運用部
市場証券グループ 調査役
小林 千鶴 様
中山様

システム開発運用部
ダイレクトチャネルグループ調査役
中山 清隆 様

日常の役割の重責を受け止め、未来を担う。

Q. 現在、担っておられるお仕事についてお聞かせいただけますか?

システム開発運用部 市場証券グループ調査役小林千鶴 様(以下、敬称等略 小林)
私は現在、市場系システム全体の統括を担当しております。銀行として、来年度から3年間の中期計画を立てるというミッションがあり、10年後の市場系システムの将来像を見据えたシステム開発のロードマップを検討中です。また、昨今、市場系は国際的に規制が厳しくなっており、各国の様々な規制に対応できるシステムを構築するプロジェクトも担当しております。

システム開発運用部 イレクトチャネルグループ調査役中山清隆 様(以下、敬称等略 中山)
ダイレクトチャネルグループに所属しており、国内の法人向けインターネットバンキングの統括として、開発・保守に携わっております。お客さまが実際に銀行決済に利用されるシステムであることから、操作性、利便性はもちろんのこと、信頼性、安定性が強く求められるシステムです。昨今はFintechへの取り組みとして、ICTを駆使した革新的なサービスの検討、開発にも携わっております。

グローバルに仕事を展開する上で、「英語」は手段。

Q. ビジネス英会話について、ALUGO以外に学習のご経験はありますか?

小林:私はもともと英語には興味がありましたので、一般的な英会話スクールには通った経験があります。
また最近では、オンライン英会話も受講していました。
ビジネス英語に特化したものではありませんでしたが、ネイティブの方と英語でコミュニケーションを図ることに抵抗が無くなったという点では、一定の成果を得たと思っております。

中山:私の場合は、日本人が陥りがちな「TOEICは高得点だけど話せない」典型的なタイプでした。実際の現場で話したり聴いたりするというコミュニケーションの面ですごく苦手意識を持っているので、指標も重要ですが、実際の活用場面でのパフォーマンスも課題ですね。
小林様
中山様
Q. TOEICなどビジネス英語を測る指標については、どのようにお考えでしょうか?

小林:銀行全体として目安となるTOEICの点数があり、その点数は意識しています。しかしながら、その為だけにTOEICを受験しているわけではなく、自分の英語力を、客観的に評価する手段が必要だと思っている為です。
日本で最もメジャーなTOEICを利用して、現在の自分の英語力を測り、点数で英語力の向上が実感できる事は、英語学習のモチベーションになっています。

中山:私の場合は、日本人が陥りがちな「TOEICは高得点だけど話せない」典型的なタイプでした。実際の現場で話したり聴いたりするというコミュニケーションの面ですごく苦手意識を持っているので、指標も重要ですが、実際の活用場面でのパフォーマンスも課題ですね。

仕事が活かせる「英語」の習得を目指す。

Q. ALUGO BOOT CAMPには、どのような目標・目的で参加されましたか?

小林:私は昨年、国内のシステムをロンドンに導入するプロジェクトに携わっていました。現地のナショナルスタッフの方たちとの打ち合わせの中で、話していることが聴きとれなかったり、言いたい事が伝えられないといった経験が多数あり、大変悔しい思いをいたしました。グローバルに活躍できる人材になるためには、もっと英語力をつけなければと考えていたところ、与えていただいた機会がALUGOのトレーニングでした。目標は、「英語でも日本語と同じように仕事ができるようになる」です。今までの英語学習の経験から「英語を話せるような気分」でいましたが、ロンドンプロジェクトでの経験によって、「仕事」という意味では自分の英語力はまだ未熟であると痛感しましたので、「ビジネスで使える英語力を身につけたい」という思いで参加させていただきました。
インタビューの様子
中山:私はグローバルな環境で働きたいという目標、夢があり、そこに向けてTOEICなど、座学を中心とした英語学習には積極的に取り組んでまいりました。しかし、英語で直接コミュニケーションを図ることに対しては、ずっと不安を抱えておりましたので、ALUGO BOOT CAMPという、「現場の仕事を離れて2カ月間、フィリピンに滞在して、英語漬けの生活を送る」「一日中英語でマンツーマンレッスンを受けられる」こういったトレーニングの企画やカリキュラムにすごく魅力を感じました。今まで自分が座学で積み上げてきた、文法や語彙。それらの知識をベースにして、実際それをコミュニケーションで使えるようにする。そのような目的を持って、参加しました。また、現地での生活を通じて、自分自身の視野を広げることも意識していました。フィリピンという国、歴史、文化、人々を知ることで、日本という国のよい点や改善点を見つめ直すきっかけにもなると考えていました。今後グローバルな環境で仕事をする上で、ダイバーシティ(多様性への理解)の考え方を身に付けることは必須だと思い、その点も強く意識していました。

互いを高め合う「仲間」としての意識。

Q. 2か月間のALUGO BOOT CAMPには、お2人は同時に参加されていたのですか?正直なところ、ライバル心などはあったりしましたか?
中山:ライバル心はなかったですね。他人がどうこうより、自分の英語力を上げることに必死でした。小林さん含め同時期に参加していた人たちとは、仕事の内容や考え方、この研修に参加する目的、今後の目指すキャリアパスなどあらゆる面で違っていたので、それが逆によい効果を生み出していたのだと感じています。お互いの考えを共有、尊重し、足りないところを補い合う。それぞれの目的に向かって一致団結して頑張りましょう、という雰囲気がありました。
取材の様子
小林:はい、中山さんとは同時期に受講いたしました。もともと英語力に差がありましたし、ライバルというよりはお互い切磋琢磨した仲間という意識です。2カ月間ずっと英語漬けなので、スランプに陥ったりだとか、英語の学習方法に悩んでいた時に派遣者全員でお互いに励まし合ったり、時には愚痴を言い合ったりというところで、支え合えたような気がしています。
インタビュー写真

深く踏み込み考え抜かれたプログラムに「信頼」を寄せて。

Q. トレーニング全体を通して、またエピソードなどありますか?

小林:今まであまり意識していなかった「A」と「THE」の使い方について、かなり指導を受けました。研修を受けるまでは、英語を話すときに冠詞や文法の意識が薄く、ブロークンな英語で話すことが多かったのですが冠詞や文法を都度丁寧に指摘いただいたおかげで、英語の精度を上げることができました。文法を意識した英語を話す習慣がついた事は、この研修を受講した成果の1つだと実感しています。しかし、文法について細かい指摘が続くと、それまでスムーズに話せていた英語がよく分からなくなり英語が話せなくなってしまった時期もありました。その時にコーチから「文法も大切ではあるが、一番大切な事は言いたいことを正しく伝えることなんだ」とアドバイスを受けました。その「正しく伝えよう」とするために文法が必要であることが理解でき、また話せるようになりました。信頼できるコーチに英語を教えてもらうだけでなく、精神的にも支えて頂きました。このプログラムはホスピタリティにも長けていると思います。

「英語」を超えたビジネススキルアップへの期待。

Q. トレーニング全体を通して、エピソードなどはありますか?

中山:苦労、葛藤した点は2つあります。一つは、ALUGOの基本理念「No interval」「Complete sentence」「Be correct in grammar」を網羅してトレーニングに臨むことでした。特に辛かったのは「No interval」です。これはコーチの質問に対して3秒以内に何かしら発信、レスポンスをすることが求められます。
ゆっくり考えてる時間もなく、もっと自分の中で文章を組み立てて言いたいことを整理してから発信をしたいのですが、そうしているとあっという間に3秒がすぐに過ぎてしまい、コーチからフィードバック時に「No interval!」と指摘される。これがストレスでした(笑)。しかし、ある程度逼迫した状況下で多少窮屈に感じながら、「とにかく3秒以内に何らかレスポンスをしなければいけない」と自分を追い込ませることで、英語の語順で考えるくせがついてきてたのはすごくよかったですね。5秒や10秒ではなく、3秒以内に応えることが相手とのコミュニケーションを円滑に図る上で非常に重要になってくる。この追い詰められた(笑)トレーニングには結果的には感謝しています。もう一つは、積極的かつ自発的に発言すること、質問することです。私は日本語でも不得意な分野なのですが、相手と良好な関係を築くためには大切なことです。英語という言語自体はコミュニケーションツールの一つに過ぎないので、相手に接する態度、表情、ボディランゲージ、声の抑揚、などノンバーバルな面含め、コミュニケーションの取り方には注意を払っていました。英語は流暢でなくても「相手をリスペクトする」「相手を気遣う」コミュニケーションがとれれば、異国の人とも良好な関係を築くことができると信じています。プログラムを終えて日本に戻り、英語で仕事をしていない場面でも、今、実際に現場で仕事をする上で、相手への接し方、態度、気持ちの表し方など、役に立つことが多くあります。

中山様
インタビュー写真

実績。LEVEL1からLEVEL9、LEVEL3からLEVEL7。


Q. ALUGO LEVELについて、受講前・受講後の変化を伺ってもよろしいでしょうか?
小林:ALUGO LEVELについては、あまり意識しないでトレーニングに臨んでおりました。結果的には、LEVEL3からLEVEL7になることができました。研修前に受けたALUGO ASSESSMENTでは全然聞き取れなかった長文の問題が、研修後半では理解出来るようになり、ディスカッションのパートでも論理的に意見が述べられるようになりました。TOEICと同様に、客観的な指標で自分の英語力があがった事が確認でき、自信につながりました。
中山:私は初めてアセスメントを外出先の電話で受けました。英語を電話で話すのも、まったく初めての経験でしたし、電話越しで相手が何を言ってるのかもまったく分からず、こちらも何を話せばいいかも分からず、パニック状態に陥ってしまった記憶があります。プログラムを終了して、実際に現地で、そしてモバイルレッスンも含めてコミュニケーションを取っていく中で、基本的な英語で話す、聞く、会話をするといALUGO LEVELでいうところのBasicは身に付いたという実感があります。そこから一歩先の、IntermediateやAdvancedの評価指標とされる、「Logical Speaking」「Assertiveness」「Active Listening」「Facilitation」など、ビジネスコミュニケーション力を英語で測るというのは斬新でした。実践的なビジネス英語を使えるようになったと実感しており、ALUGO LEVELはLEVEL1からLEVEL9まで上がりました。
ALUGO受講履歴
談笑シーン

ALUGO LEVELについて


ALUGO LEVELは「ALUGO ASSESSMENT」によって測り現状の英語力と課題を可視化する、緻密で精度の高いアセスメントです。5つの基礎的な英会話スキルと8つのビジネスコミュニケーションスキルを数値で測定し、全てのスキルのバランスを元に受講生のビジネス英会話レベルを算出いたします。
仕事で活用できるビジネス英語の「本質」を測る信憑性の高い指標としてアルーが開発した指標です。
ビジネス成果を最短距離で達成する。“ALUGO LEVEL 12”
ALUGOレベル
ALUGO ASSESSMENTについて

3つの特徴
ALUGO ASSESSMENT
3階層トリプルチェックによるアセスメント精度の高さ
一人ひとりが実施した25分のアセスメント音源を専属のアセッサーが1秒単位で細かく分析して採点。3階層でのトリプルチェックを実施するため、緻密で精度の高いアセスメント結果を提供できます。
英語能力の全体像と自分の能力を見える化するレポート
個人の特長を、コーチが直接電話でフィードバック
アセスメントから導き出された強み・弱みに加え、個人の特長を、コーチが直接電話でフィードバック。鍛えるべきコアスキル、一人一人に最適な学習プランをアドバイスし、最短距離で確実に成果へとつながるようサポート。

視線の先には、日本の未来・世界の未来がある


Q. 語学力の成長に限らず、お二人の将来展望をお聞かせいただけますか?
UFJ外観
語学力も指標も当然大切。
しかし、いかに現場で活かせるか。それがもっとも重要。
小林:入行した時は基盤系(インフラ開発)部署に所属しておりました。その後、幾度かの異動を経て市場系システム担当に移り現在に至ります。銀行業務の中で、市場系という部門・役割は非常に重要ですので、市場系のシステムという分野から、将来的に銀行全体を支えるような存在になりたいと思っています。当行には多数の海外拠点があり、英語は業務上必要不可欠な要素だと考えています。業務知識、システム知識をつけるのと同様に英語力を成長させたいです。また、仕事以外においても、旅行が趣味なので外国の方と会話をする機会があります。英語は、人生を豊かにし、知見を広げるという意味でも価値ある手段だと思いますので、学ぶことは続けていきたいです。世界中の人々と言葉の壁を越えてコミュニケーションが図れるというのは、仕事でもプライベートでも大いに有効であると考えております。
日本の素晴らしさと、世界の知の融合。
その実現と分かち合うチーム醸成を目指したい
中山:私の場合は、グローバルな舞台で働きたい、生活がしたいという目標を強く持っておりますが、実はその根底には、「やはり日本が好き」という思いがあります。日本人であることに誇りを持っていて、日本の優れた文化、サービス、製品、などを世界にもっと発信していきたい。日本の素晴らしさを、グローバルに展開したい、もっと外国の方に日本を知って欲しいと思っています。自分の仕事に置き換えると、ここ数年間ずっと国内のインターネットバンキングの開発に従事しており、高品質かつユーザビリティにも優れたこのITサービスを、海外に展開して広めていきたいです。自分がこれまでに培ってきたスキル、考え方を海外でどこまで活かせるかチャレンジしたいです。一方で、海外は海外で、それぞれのよいところはたくさんありますので、それをうまく取り入れて融合しながら、いいシステムであり、チームを創っていきたい。英語を使って業務とチームを束ねていける、そういう人材になることが、まだ漠然としてますが、叶えたい未来像です。そのために、英語力の強化はもちろんのこと、人間力を高めるために、読書、旅行、スポーツ、人との交流、など色々なことに積極的かつ前向きに取り組んでいきたいと思っています。

人事教育を企画・設計する役割として

我々の立場として、いかに生きた英語を学習してもらえるかというのは非常に悩ましい問題です。当然、国内にも様々な強みを持つ語学学校もありますし、また、アメリカにもヨーロッパにもアジアにも弊社のシステム部門の拠点がありますので、現地(拠点)で学ぶという選択肢もありました。
その中で、語学教育として既に成熟した市場でもあるフィリピンでの学習は、立地面でもコスト面でも非常にバランスがよく、選択肢の上位に入ってきたのです。

最終的にアルー株式会社に依頼したのは、「フィリピンに現地法人として稼働している拠点がある」というのが理由の一つですね。ほかにも多くの語学教育を行っている企業がありますが、そのほとんどが現地の学校と「提携」しているとか、「委託」しているということでした。やはり直接運営をされていて、現地の講師を直接採用していらっしゃるというのは大きな判断基準になったと思います。
高橋さま
システム企画部 人事教育グループ
ITアカデミー 上席調査役
髙橋 憲浩 様
また今回の研修は約2ヶ月間もの間、行員を国外に送り出すことになります。当然、健康面や治安面は、我々が第一に守るべき責務ですので、大変気になるところです。そこはしっかりと事前に視察をさせていただいたので、この環境で、この体制で、そしてこのプログラムであれば大丈夫だろうと確信し、最終的にALUGOを選ばせていただきました。

人材教育側の立場での率直な感想は、事実としてプログラムに参加した人材が成長しているので、本当によかったなと満足しています。過去の戦略では、TOEICに注力していたこともありました。しかしもう一段階上の「話せる」、仕事と語学力の両面をバランスよく活かせるレベルに引き上げていかなければならない。
英語に苦手意識があって、本来仕事ができるのに力が発揮できない。それは残念ですよね。現在進行形で、海外に赴任するキャリアパスもありますし、一方で日本国内での業務として、語学を使うべき場面も非常に多いんです。「英語を使う環境に身を置く可能性の高さ」を考えると「仕事の現場で日常の力が自然に発揮できる語学力の習得」は必須になってくると考えています。

今回プログラムに参加した2人(インタビューにご回答いただいた小林様・中山様)には、是非本来の仕事力+語学力で活躍してもらいたいですし、そのような人材を輩出するためにも、今後もALUGOのサービスを利用していきたいと思っています。

レッスンイメージ
※今回ご紹介した所要日程のご参考

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