事例紹介 : OJTトレーナー年間プログラム 最終報告会を終えて

2015/03/12

中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社

会社名
中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社
従業員数
730名(2014年6月現在)
事業内容
サービス業 建設コンサルタント

中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社様(以下、中日本ハイウェイ様)では、2014年度にはじめて新入社員OJT育成活動(以下、OJT活動)を導入されました。それまでは、OJTに近い形の活動や風土も特に無い状況で、新入社員を向かえる環境として多くの課題があったと伺っております。
今回インタビューに応えていただいた佐藤様ご自身は、3年目の技術職社員としてご活躍中。会社からの任命でOJTトレーナーの役割を担い、任務期間中は、はじめてだらけのご経験をされました。佐藤様から、興味深い実体験のお話しを伺うことができました。

中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社佐藤様 佐野様

(左)佐藤 貴之(サトウ タカユキ)様
浜松道路事務所 技術管理第三課
施設点検班 施設点検検査担当

(右)佐野 友介(サノ ユウスケ)様
経営企画部 人財企画課


技術職の新入社員にとっては、「繰り返し聞きやすい」環境が仕事を覚える早道。

――佐藤さんは普段どのようなお仕事をされていますか?

OJTトレーナー研修風景

佐藤様(以下敬称略):所属している部署を正確に申し上げると、「施設点検班 施設点検検査担当」と末尾がつきます。自分は、新東名高速道路の設備の保守点検を担当しているので、「渋滞何キロ」と出ている情報板であるとか道路の照明であるとか、そういった設備の保守点検業務をしています。現在取り組んでいるのはトンネル内の消火栓、大きなトンネルになるとスプリンクラーのような設備があるので、それらの点検業務が主たる任務になります。

――佐藤さんは入社3年目だと伺いました。
新入社員当時に学んだことは今に活かされていますか。

佐藤:自分の場合は身近に2歳年上の先輩がいたので、何でもかんでも全部聞いてしまって様々なことを覚えた記憶があります。当時はまだ新入社員の指導の手段としてOJT活動は稼動していなかったのですが、大変ありがたいことに自分の近くには年齢の近い先輩という存在があったので、質問がしやすかったですね。自分とその先輩に限って言うと、OJT活動の指導者と指導を受ける立場の関係性に近かったように思います。実際に同じ仕事をしている、しかも若手という、立場の近い先輩でしたので、業務に直接関わる技術の指導はもとより、どんなことでも繰り返し聞き、繰り返し教えてくれることで、しっかり身に付き、当然今も日々の業務に活きていますね。

教えることの難しさは、自分の大きな学びに繋がった。

――1年間のOJT活動を通じてどのような感想を持たれましたか?

佐藤:自分の入社時にはOJT活動はありませんでしたので、今回トレーナーとして関わることで、はじめて「OJTとは何か」を知ることができました。2014年度の新入社員にトレーナーとして向き合うという役割を担い、1年間、なんとか終えることができましたが、学ぶことも多く自分の成長にもつながる良い機会だったと思います。具体的には、OJT活動を経験して自分が思う率直な感想は、「教えることの難しさ」を十分に体得したということでしょうか。

自分の経験談を踏まえて申し上げると、自分が新入社員の時に色々なことを教えてくれた先輩は、実は年度の途中で異動になってしまい、1年間を通じての指導というのは受けられませんでした。近くで仕事を教えてくれる先輩が途中でいなくなってしまうというのはかなり戸惑う部分もありましたが、そういう意味では、明確に1年間指導してくれるOJTトレーナーが存在するのは新入社員にとって大変良い環境だと思います。

――「教えることの難しさ」とは。

OJTトレーナー研修風景

佐藤:自分が担当した新入社員は高校を卒業して入社した18歳の社員で、大変若く、自分とは6歳の年齢差がありました。それまで居た環境が全く違うのは当然ですが、年齢差での感覚の違いなども大きな壁になるかもしれませんし。また、自分もまだ3年目で、これからまだまだ学び成長しなければならない若手の立場ですが、その自分がどこまで何を正確に伝えられるかどうかというのは不安でした。

OJT活動という会社として正式な活動が始まり、自分は実際にトレーナーという役割を担うことになり、最初は「OJTとはなんだろう」というところからのスタートでしたので、御社(アルー)から提供された関連資料や新入社員が研修で使った資料、そしてOJTハンドブックを一生懸命読み、理解し、実践しようと努力しました。まずは4月、5月のうちは、新入社員がいない時間や場所を見つけてそれらの資料をよく読み返し、自分なりの指導方針を考えていました。6月を過ぎた頃には、ようやく新入社員の個性なども少しずつ理解し、トレーナーとしての接し方なども自分なりのペースを掴めたので、マニュアル的なルールばかりに頼らずに進めはじめました。

人と人ですので、最終的には二人の関係性が大切になりますので、この関係性をうまく保ちながら、会社の風土に合わせた社員同士の関係作りですとか、必ず行うべき事務的作業、そして実際に会社の業務として身につけなければならない技術までを正しく伝える、教えるというのが、いちばん難しかったように思います。


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