管理職を強化したい事例:戦略的に考えて動いていないために、無駄が多い
【企業情報】
| 業界 | 情報・通信業 |
|---|---|
| 対象 | 新任管理職 |
| 企業規模 | 100~499名 |
「論より行動」という価値観が無駄を生み出していた
設立7年目を迎える中堅IT企業において、これまでの急成長を支えてきたのは、ベンチャー企業らしい、フットワークの軽い「論より行動」を大切にする社員たちだった。しかし、組織が大きくなった結果、ただ行動ばかりでは、やり直しが多く、無駄な投資の多い組織となっていた。将来的に会社としても安定した成長をつづけるためにも、経営的な観点からも、管理職の戦略的な視点の育成が急務となっていた。
創業当時の価値観が未だに引き継がれている
「論より行動」という社内の価値観が定着した原因の大部分を占めるのは、創業当時から会社を支え続けてきた、現在の管理職にあった。彼らは組織が拡大しているにも関わらず、創業当時と変わらず行動重視で動いていた。彼らは、行動力はあるものの計画性に欠けていたため、直前になって方針を変更することもしばしばあった。そのため、無駄な工数が発生したり、関係者の混乱を招くこともあった。
戦略的、かつ定量的な考え方を身につける
管理職の計画性のなさによる無駄な投資や混乱を避けるためには、戦略的な視点の重要性の認知を高める必要があった。管理職は戦略的なものの見方について、知識としては理解しているものの体では覚えていなかった。そのため、「頭で理解する」「実践する」の反復を繰り返して、戦略的な視点で物事を捉える習慣化を行なっていった。また、実務において戦略予測の精度を高めるために、すべてを数字で検証するという定量的思考について、繰り返し実践することで強化を行なった。
やり直し、無駄な投資が徐々に減っていった
今までの管理職が計画を立てる際は、自分自身の得意とする視点に偏っており、多角的な分析ができていないことが少なくなかった。しかし、彼らは研修後、数字を使ったコスト管理、及び将来予測、マーケティングのフレームワークの視点から分析するようになり、さらに、計画の立案・実行に移すことができるようになった。その結果、計画性のない無駄な投資や関係者への混乱といった周りへの影響が徐々に減っていった。


